災害時、本当に必要なのは
“その場で使い続けられるトイレ”でした。

携帯トイレや簡易トイレなど、多くの防災グッズが注目されています。もちろん、それらは災害直後の“命をつなぐ備え”として非常に重要です。しかし、避難生活は1日や2日では終わりません。数週間、時には数か月に及ぶ避難生活の中で、人は1日に何度もトイレを使います。
どれだけ優れた防災グッズがあっても、「空間そのもの」が安心できなければ、人の心と身体は限界を迎えてしまいます。
そして、多くの被災者がこう語っています。

「一番つらかったのは、“トイレ”でした。」
防災の専門家も、 「トイレは水や食料と同じライフライン」と語っています。それでもこの問題は、阪神・淡路大震災から30年以上経った今も、完全には解決されていません。

現在、多くの自治体でトイレトレーラーの導入が進んでいます。
 ですが、南海トラフ巨大地震では、約41,000箇所の道路が通行困難になると想定されています。つまり、移動式トイレが被災地へ到着するまでに、早くても1週間以上かかる可能性があります。

能登半島地震では、被災した女性がこう語っています。
「簡易トイレを1週間使ってみてください。
 出るものも出なくなりますから」
これは、“排泄できないこと”が健康被害へ直結する現実を示しています。ただ「用を足せる」だけでは、長期避難生活は支えられないのです。

今この瞬間も、南海トラフ地震、首都直下地震、富士山噴火など、日本はいつ大規模災害が起きてもおかしくない状況にあります。
その時、失われるのは水や電気だけではありません。誰もが毎日、何度も使う「トイレ」という当たり前も、 一瞬で機能しなくなるのです。
もし次の災害で、あなたや大切な人が、 トイレ問題による体調悪化や災害関連死に巻き込まれてしまったら——。
一方で、災害時でも“いつも通り”に水が流れ、 明るく、安心して使えるトイレがあったとしたら。
子どもたちが「明るいから怖くない」と笑い、高齢者も負担なく使うことができる。心も身体も疲れ切った避難生活の中で、「ここに来れば安心できる」と思える場所をつくりたい。

そんな未来を実現するために、 私たちが開発しているのが

新しいインフラ
「天然トイレ」です。

私たちが提案する「天然トイレ」は、
 太陽光などの自然エネルギーを活用し、停電・断水・下水道停止時でも使用できる、新しい災害対応型水洗トイレです。
ただ「用を足す場所」をつくるのではなく、避難生活の中でも、人が安心できる空間を守ること。それが、天然トイレの役割です。
“我慢するトイレ”から、 “安心して使い続けられるトイレ”へ。
天然トイレは、災害関連死を減らし、日本の避難環境を変えていく、新しい防災インフラです。

商用電源に接続しない、上水道に接続しない、下水道に接続しない。

3つの接続しないで実現する
完全自立型トイレシステム

天然トイレの特徴

耐震性に優れた建物と設備で
快適で安全な空間

建物だけでなく配管等の設備も被害を最小限に抑えるよう工夫します。

自然エネルギーを用いた発電で
環境にやさしい

天然トイレでは屋根に設置した太陽光パネルで基本的な電力を補います。

太陽光発電+蓄電池で
停電時でも大丈夫

蓄電池を設置することで夜でも使用可能。さらにLPガス発電システムで不足分を補填します。

井戸水+貯蓄水で断水時も
豊富できれいな洗浄水

井戸から直接給水、トイレ使用後は併設する浄化槽で綺麗な水にして排水します。

浄化槽は耐震性を意識した施工で
被害を最小限に

液状化や破損からの浄化槽機能停止を予防するための最適な施工技術を選択します。

センサーを設置し
正確な情報を発信

天然トイレを利用したいのに使えなかったという事が無いよう各機能の稼働をセンサーによりチェックします。

天然トイレは、太陽光発電や蓄電池などの自然エネルギーを活用し、停電・断水・下水道機能停止時でも、できる限り“いつもの日常”を維持できることを目指した次世代型トイレです。

女性・男性・バリアフリー個室を備え、誰もが安心して利用できる空間を設計。さらに、飲用水・洗浄水の確保、LPガス発電による補助電源、災害に強い耐震排水設備などを組み合わせることで、災害時でも清潔で快適な環境を維持します。

また、電気やガスを活用できるため、夜間の明るさ確保や炊き出しなど、地域の支え合い拠点としての役割も担います。

私たちは普段、当たり前のように水洗トイレを使っています。しかし災害時、その“当たり前”は一瞬で失われます。そして実際に被災地では、トイレ問題が衛生環境の悪化や感染症、不安やストレスを引き起こし、多くの人の心と健康を苦しめてきました。

だからこそ私たちは考えました。天然トイレを、単なる設備ではなく、“日常を取り戻す場所”にしたいと。停電や断水の中でも、灯りがあり、水が使え、人が集まる。そこに「いつもの空間」が生まれることで、人は少し安心できるのだと思います。

天然トイレは、ただのトイレではありません。もしもの時にも、人の心に安心を灯す『心の安全基地』なのです。

天然トイレイメージ

太陽光パネル

可能な範囲で設置し、災害時の停電に備える。

LPガス発電機
LPガスボンベ

夜間や悪天候でも、電源を確保。LPガスは災害時の炊き出し等にも利用可能。

浄水装置+受水槽

飲用できるレベルまで浄化し、
短時間の大量使用にも対応できるよう受水槽を設置。

蓄電池

3日間は蓄電池で賄える容量を標準装備します。

井戸

供給水は井戸で確保。地域により堀削の深さや 水質が異なる。

浄化槽

その場で、バクテリア(微生物)が汚れを分解。 排水時は塩素消毒して河川に流す。河川がない場合は地下浸透の技術で対応。

丸太組構法

地域の無垢材をふんだんに使った「丸太組構法」で「耐震等級3」の強度を確保します。

天然トイレは
脱炭素チャレンジカップ2026にて 
アイデア賞を受賞いたしました!

脱炭素社会の実現に向けた優れた取組やアイデアを全国から募集し、表彰する脱炭素チャレンジカップにて「脱炭素で災害関連死を防ぐ!次世代型天然トイレシステム」がアイデア賞を受賞いたしました。
当社が提案する「天然トイレシステム」の取り組みや、その背景にある社会課題への考え方を動画にてご覧いただけます。
災害時に深刻化するトイレ問題に対し、自然エネルギーを活用した持続可能なインフラとして、新たな解決策を提示する挑戦となっております。
ぜひご覧ください。


天然トイレが目指す
4つの未来

01

災害関連死をゼロに 

災害時、「汚れたトイレが嫌で水を飲まない」という行動が、脱水や体調悪化につながります。
天然トイレは、災害時でも清潔な水洗環境を維持することで、被災者の健康と尊厳を守る“命を支えるインフラ”を目指しています。

02

衛生環境の向上 

不衛生なトイレ環境は、感染症や避難生活のストレスを引き起こします。
天然トイレは、災害時でも「清潔・快適・安全」を維持できる設計により、安心して使える衛生空間を全国へ広げていきます。

03

自然エネルギーで脱炭素を目指す 

不衛生なトイレ環境は、感染症や避難生活のストレスを引き起こします。
天然トイレは、災害時でも「清潔・快適・安全」を維持できる設計により、安心して使える衛生空間を全国へ広げていきます。

04

災害に強い日本をつくる

天然トイレを、公園・道の駅・防災拠点などへ常設化することで、「普段は便利、災害時は命を守る」地域インフラへ。
自治体・企業・関連団体との連携を通じて、日本全国の防災力向上を目指します。

代表取締役社長 木内剛

トイレを守ることは人を守ること

皆様、こんにちは。ナンバーグループ株式会社 代表の木内です。

突然ですが、皆さんは、今日すでにトイレへ行かれましたか?そして、これからあと何回トイレへ行くでしょうか。

人は一日に平均7〜8回、トイレを利用すると言われています。それほどまでに、トイレは私たちの日常に欠かせない存在です。しかし、その“当たり前”は、災害によって一瞬で失われます。
停電、断水、下水道の機能停止。 このうち、どれか一つでも止まれば、普段使っている水洗トイレは使えなくなってしまいます。

そして実際に、被災地では30年以上もの間、同じ悲鳴が繰り返されてきました。
「食料よりも、トイレがつらかった」
 「排泄を我慢したことで体調を崩した」
 「衛生環境の悪化が命に関わった」
災害時のトイレ問題は、単なる不便ではありません。 人の健康、尊厳、そして命に直結する“深刻なインフラ課題”です。

だからこそ私たちは、その課題を根本から解決するために、 “天然トイレ”の開発と普及に取り組んでいます。

天然トイレは、太陽光などの自然エネルギーを活用し、 災害時でもできる限り「いつもの日常」を維持できることを目指した、次世代型の水洗トイレシステムです。
私たちは、この技術を日本全国へ広げることで、 災害に強いにっぽんを未来へ残していきたいと考えています。

“トイレを守ることは、人を守ること。”
その想いを胸に、災害時の当たり前を根本から変えていく事をお約束いたします。

いつもの安心を災害時にも。
環境に優しく、災害に強い

次世代型インフラをここから。

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